日本三大地鶏、比内地鶏・名古屋コーチン・さつま地鶏ってどんな鶏?

鶏肉の豆知識
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スーパーや精肉店で販売されている鶏肉は、

大きく地鶏、銘柄鶏、ブロイラーの3種類に分けられます。

 

日本で流通する9割はブロイラーで残りが、銘柄鶏、地鶏です。

中でも地鶏の流通量はわずか1%程です。

 

各都道府県には、有名な地鶏がそれぞれありますが

 

その中でも「日本3大地鶏」(にほんさんだいじどり)と言われる

「比内地鶏(ひないじどり)」「名古屋コーチン」「さつま地鶏」

の特徴についてとオススメ商品を紹介します。

 

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比内地鶏(ひないじどり)の味と特徴について

比内地鶏は、秋田県地鶏です。

 

原種は比内鶏で、天然記念物に指定されている鶏です。

 

比内鶏は、おいしいお肉ですが、成長が遅いのが欠点で

生産性がよくなかったので

雄の比内鶏と雌のロードアイランドレッド種を掛け合わせて

作られたのが比内地鶏です。

比内地鶏の特徴は、加熱しても肉が固くならず

余分な脂肪がなく、適度な歯ごたえと風味を持ち

噛みしめるほどに濃厚なコクと香りを楽しむことができます。

濃厚で加熱しても肉が固くなりすぎない比内地鶏
特に知られた食べ方が秋田名物の「きりたんぽ鍋」です。
きりたんぽは、米から作ったたんぽ餅の事で
濃厚な味わいの比内地鶏と淡白な味わいのきりたんぽは
鍋にすると絶妙なバランスでおいしいです。

 

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名古屋コーチンの味と特徴について

名古屋コーチンは、正式な品種名を「名古屋種」と言いますが

「名古屋コーチン」という呼び方で広く知られています。

 

名古屋コーチンの雄雌から生み出される純血種

「地鶏の王様」と呼ばれています。

鶏冠(とさか)は鮮赤色で単冠、瞳は赤栗色

羽色はパフ色(淡い黄褐色)を基調としています。

 

名古屋コーチンは愛知県特産である鶏の卵肉兼用種で、

肉がおいしだけでなく、他の鶏より卵をよく産むのが特徴です。

卵は、1年間に約250個前後生むそうで

小ぶりで綺麗な桜色の殻をしています。


名古屋コーチンの卵は卵黄の割合が多くて、

割ると黄身がふっくらともりあがっています。

舌触りはなめらかで、旨味とコクのある卵です。

 

その特徴を活かした、プリンやカステラなどの

スイーツもオススメです。

 

 

 

名古屋コーチンの特徴は、肉質は赤身を帯びていて、

しっかりとした弾力と歯ごたえがあります。

脂身とのバランスも抜群で、ジューシーで鶏本来のコクと旨味が感じられます。

親子丼は、お肉も卵もおいしい名古屋コーチンの味を楽しめます。
名古屋名物の手羽先の唐揚げもオススメです。
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さつま地鶏の味と特徴について

さつま地鶏は、鹿児島県の地鶏です。

鹿児島には、かごしま地鶏と言われる

「さつま若しゃも」「さつま地鶏」「黒さつま鶏」の地鶏がいますが

そのかごしま地鶏代表格「さつま地鶏」です

 

かごしま地鶏の元となっている鶏は、薩摩鶏(さつまどり)

国の天然記念物に指定されている闘鶏や観賞用の鶏です。

 

さつま地鶏は、雄の「薩摩鶏」

雌の「ロードアイランドレッド」を掛け合わせた鶏です

さつま地鶏の特徴は、お肉は赤身が強く、うま味成分を多く含甘みも感じられます。

低脂肪で水分が少なく、きめが細かいため柔らかさの中にも

適度な歯ごたえを楽しみ事ができます。

地鶏・銘柄鶏 食味コンテストで最優秀賞も受賞した鶏です。

さつま地鶏のおいしい食べ方は鳥刺し(たたき)です。
私は鶏肉を刺身で食べたことはありませんが
鹿児島では、地鶏を刺身で食べる食文化が昔から根付いていて
他の食べ方より多く食べられている食べ方だそうです。

 

 

まとめ

 

地鶏は、鶏の中でもわずか1%しかいない鶏です。

その地鶏の中でも、特においしいと言われているは

日本三大地鶏の「比内地鶏」「名古屋コーチン」「さつま地鶏」です。

他の鶏よりも2倍以上長く育てられた地鶏は、

肉質がよく味が濃く、昔ながらの「かしわ」の味が楽しめます。

 

機会があればおいしい地鶏食べてみて下さい。

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