牛内臓の種類と特徴について、内蔵はホルモンとも呼ばれ栄養も豊富

牛肉の豆知識
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牛の内臓は(可食副産物)は、「ホルモン」とも呼ばれ、

最近では、栄養価の面でも見直されるようになりました。

 

お肉の部分に多く含まれるたんぱく質は、

ホルモンにも多く含まれており、

さらに、ビタミンA、B1、B2などのビタミン類

カルシウム、鉄分、カリウムなどのミネラル類もバランスよく含まれています。

 

 

牛の内蔵は社団法人日本畜産副産物協会「牛可食副生物小割整形処理基準」により
25種類
カシラニク、タン、ハツ、ハツモト、レバー、ハラミ(サガリ)、
マメ、ハラ脂、フワ、ミノ、ハチノス、センマイ、ギアラ、
ヒモ・モウチョウ・シマチョウ・テッポウ、タチギレ、スイゾウ、
ノドシビレ、フエガラミ、ノドスジ、ゼキズイ、チチカブ、
コブクロ、テール、アキレス)に分類されています。
  • タン(舌)ースライスしたものは焼き肉に、ブロックはシチューに使用します。
  • ツラミ(ホホ)ー牛の頬のお肉です。歯ごたえがあり濃厚です。
    煮込み料理などに。
  • ウルテ・フエガラミ(喉)ー喉の器官にあたる軟骨。
    味はなくコリコリした食感を楽しむ。
  • ハツ(心臓)ー脂が少なめで旨味が多い。
  • レバー(肝臓)ビタミンや鉄分が豊富で栄養抜群の部分です。

  • マメ(腎臓)-クセが少なく、ビタミン、鉄分が豊富です。
  • ネクタイ(食道)ー脂が少なくヘルシーな部分です。
  • ミノ(第1胃袋)ー肉厚で白色をしています。
    かなり歯ごたえがあります。
  • ハチノス(第2胃袋)ー見た目が蜂の巣に似ています。
    長時間の下茹でが必要です。
    時間をかけて煮込むと柔らかくなるのが特徴です。
  • センマイ(第3胃袋)-脂肪が少なめで鉄分が多い。
    ゆでて下処理をするとコリコリの食感になります。

  • ギアラ・赤センマイ(第4胃袋)ー脂肪が多い部分です。
    他の3つの胃袋と比べると柔らかくなめらかです。
    煮込み向きの部位です。
  • サガリ(横隔膜)ー牛の横隔膜の腰椎に接する背中側の部分です。
    ハラミよりさっぱりした味わい。
    柔らかい肉質でローカロリーです。
  • ハラミ(横隔膜)ー牛の横隔膜のうち肋骨に接する腹側の部分です。
    サシの入った肉質の柔らかい赤身が特徴です。
    高たんぱくでローカロリーです。

  • ヒモ・マルチョウ(小腸)ーコテッチャンともいいます。
    焼き肉屋でホルモンとして出されていたり、もつ鍋用によく使われている部位です。
    甘みのある脂がギュッと詰まっていてジューシーです。
    うちのお店ではとろとろホルモンとして販売しています。

  • シマチョウ(大腸)ーテッチャン、ホルモンともいいます。
    表面がシマシマ模様に見えることからシマチョウと言います。
    適度な脂と歯ごたえが特徴です。こちらも焼き肉やもつ鍋によく使われる部位です。
    マルチョウより取れる量が少なく希少な部位です。
  • コブクロ(子宮)-脂肪が少なくコリっとした食感で淡白な味わいです。
  • テール(尾)ー牛のシッポの部分です。特に固い部位です。
    長時間煮込んでコクのあるスープをとることができます。
  • アキレス(アキレス腱)ー牛のアキレス腱の部分です。
    ゼラチン質が豊富な部位で、
    長時間煮込むことでコラーゲンが溶け出し柔らかくなります。

 

ビタミンや鉄分が豊富な牛レバー定期的に食べたいですね。

 

 

 

 

 

内臓肉の調理のポイントは、
新鮮なものを選び下ごしらえをしっかりする事です。
レバーやハツの下ごしらえは、表面の薄い膜や血のかたまりを取り除いて
薄い塩水や牛乳に2~30分程浸けて血抜きをし、流水で洗い流します。
もつなどは、塩や小麦粉をもつ全体にもみこみ、流水で洗い流します。
臭いが気になるときは軽く下茹でします。
栄養たっぷりのホルモン おいしく食べてくださいね。

 

 

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